天井

気の向いたことをつらつらと書いていきます

【自己PRができない方に】性格診断を利用した長所・強みの見つけ方

 

はじめに

私は自己PRが苦手でした。

自分の長所がよく分からず、面接で「自己PRをしてください」と言われると、何を言えばよいのか分かりませんでした。

そんな私ですが、適職診断や性格診断を利用しながら、自分の普段の行動や思考を見つめ続けているうちに、これだと言えるものが見えてきました。

ですので今回は、自分の長所がよく分からない、自己PRで何を言えばよいのか分からない、というような方向けに、

自分の長所の見つけ方や、自己PRする体験を見つける手掛かりを、お伝えしたいと思います。

 

 

 

 

長所とは「性格の傾向」のこと

まず、長所が見つからないという方に伝えたいことがあります。

それは、長所がない人はいないということです。

なぜなら、長所というのは、性格の傾向のことだからです。

そして、性格には一長一短があり、その良い面を述べれば長所、悪い面を述べれば短所となります。

だから、誰にでも長所はあるし、短所もあるのです。

 

ですので、長所がないという方は、自分の長所を見つけるために、

まず自分の性格をきちんと知る必要があります。

 

 

 

 

性格診断を利用して長所を知る

というわけでさっそく性格診断を受けてみましょう

 

ネット上にある無料の性格診断を活用します。

今回は「日本エニアグラム学会」のエニアグラム診断を利用しましょう。

 

受ける前に一つだけ、

診断を受ける際に注意してほしいことがあります。

 

それは、なりたい自分ではなく、客観的に見た自分を答えるようにしてください

 

それでは以下のリンクからどうぞ

 

簡易タイプ診断 | 日本エニアグラム学会

 

(二通りの方法で診断できるので、回答するのが面倒だという方は、二つ目の文章三択式チェックを選んでください。三択問題を二回答えるだけで診断結果が出ます)

 

 

 

 ・・・

 

 

 

結果はどうでしたか?

 

きっとすごい当たってるって事と、あんまり当たってないっていう事が書かれてたんじゃないでしょうか?

 

ここで「あまり当たらなかった人」を対象に少しお話をしたいと思います。

すごい当たってたっていう人は、「長所を見つける」まで読み飛ばしてください

 

それから結果がどのタイプだったかは、メモしておいてください。

このあと使いますので。

 

 

 

 

診断結果が当てはまらない理由

診断結果が当てはまラないことには、いくつか理由が考えられます。

 

理由1

性格診断の結果には「強み」が書かれているから

強みとは

・才能(感情・行動・思考の傾向)

・経験(人生を通じて得たこと)

が合わさってできる、

他の人にはできないのに、あなたは当然のように行えること 

 

つまり、強みとは、長所をさらに成長させたものです。

ですので、性格診断は当たっていても、経験による成長が足りないために、当てはまらない結果が出ている可能性があります。

 

この場合は、診断結果すべてを否定はせずに、あなたに当てはまっている性格・行動に注目して、診断結果を読んでください。

 

 

理由2

人の性格は、性格分類通りにきれいに分けられるものではないから

 

人の性格は様々な要素が絡みあっており、非常に複雑です。

それをエニアグラムでは、9タイプの人間に分けようとしているのですから、そもそも無理が生じます。

ですので、性格診断は、あくまで自分の性格の傾向を知るためのツールだと割り切ってください。

そして、以下のことを試してください。

 

・他の診断結果も確認する

先ほど述べたように、人の性格は分類通りきれいに分けられるものではありません。

ですので、他の診断結果からも自分に当てはまる性格・行動を見つけてください。

 

・他の方法で診断を受ける

上で紹介したサイトでは二つの方法で診断ができます。

もう一方の診断を利用してみてください。

その結果からあなたに当てはまる性格・行動を見つけてください。

 

 

 

 

長所を見つける

自分の性格が分かればあと一歩です。

 

診断結果から、自身に当てはまっている性格・行動の良い面を抜き出してください、

それがあなたの長所です

 

また、この診断も受けてみましょう

【診断】性格分析でもっと自分らしく仕事がデキる!-まずは、タイプ診断簡易テスト:日経ウーマンオンライン【トレンド(キャリア)】

 

これは上で行ったのと同じエニアグラム診断ですが、仕事に焦点を当てて内容が述べられています。

ですので仕事と絡めた、あなたの長所と気を付けるべき短所が、分かりやすく書かれています。

ここからあなたに当てはまる長所を見つけ出してください。

また、最初に受けたエニアグラムと違う診断結果がでた場合、その両方に性格傾向がまたがっている可能性があります。

両方の性格の長所を確認しましょう。

 

 

 

 

長所をもとに過去の体験を振り返る

長所(性格の良い面)が分かったら、それをもとに過去に思い当たる経験がなかったか、思い出してみましょう。

 

診断結果にあてはまるような行動がなかったでしょうか?

 

これが分かれば、具体的なエピソードを交えて、自分の長所を語ることができます。

あとはこれをうまく話せれば自己PRになります。

 

 

 以上、

「 性格診断を利用した長所・強みの見つけ方」

でした 。

 

 

 

 

自分の長所をさらに見つけたい方へ

以下にオススメの性格診断のサイトをまとめておきました。

これを利用して診断結果から、あなたに当てはまる長所を見つけ出しましょう。

ceiling.hatenablog.com

  

受けるだけで満足せずに、診断結果からあなたに当てはまる良いところを、きちんと抜き出してくださいね。 

 

 

 

 

それでもまだ長所がしっくりこない方へ

ここでは、それでもまだ長所がしっくりこない方に、

他にも私が試みたアプローチをお伝えします。

 

まずは

性格診断の全体像を理解しましょう

そして、

反対に位置する性格と比較することで、自分の性格の良い面を意識してみましょう

 

 

例えば、エニアグラムでは次のように性格の分類を行っています。

エニアグラムの性格分類の仕組み

エニアグラムは、二つの分類基準

・社会的なスタイル

・問題に対する反応

において、それぞれで三通りに人を分類しています。

社会的なスタイル

・主体的にに関わるか (主張型・積極的)

・協力的に関わるか  (良心型・協力的)

・距離をおくか    (後退型・消極的)

 

問題に対する反応

・感情的か (反射型・感情的)

・楽観的か (肯定型・楽観的)

・論理的か (解決型・冷静・合理的)

これによって

3×3=9通りに人の性格を分類しているのです。

 

 エニアグラム性格分類表

社会的スタイル→

↓問題に対する反応

主張型・積極的

良心型・協力的

後退型・消極的

反射型・感情的

8挑戦

6忠実

4個性

肯定型・楽観的

7楽天・熱中

2人助け

9平和

解決型・冷静・合理的

3達成

1改善

5調査

 

全体像を理解したら

次に、自分とは別の性質を持つ性格に注目します。

そして、その性格が苦手とすることに着目してみましょう。

 

各タイプの特徴 | 日本エニアグラム学会

 

【診断】性格分析でもっと自分らしく仕事がデキる!-まずは、タイプ診断簡易テスト:日経ウーマンオンライン【トレンド(キャリア)】

 

 

こんなことが苦手なのかと思ったりしないでしょうか?

あなたは当然のようにできることなのに。

 

 

それが長所です。

他の人はできないのに、あなたが当然のようにこなせることです。

 

 

参考までに、反対に位置する長所の例を、少しあげておきます。

語尾を「-できない」に変えると短所に変わります。

役立てば幸いです。

一つのことに集中して取り組む

←→

新しいことに次々と取り組む

慎重に正確に仕事をこなす

←→

大胆に素早く仕事をこなす

人の指示通り動ける

←→

自分なりのやり方を試す

人の意見を取り入れる

←→

自分の意見をはっきり言える

計画的に物事をこなす

←→

柔軟に物事に対応する

などです。

 

 

 

 

 

自分の長所についてさらに詳しく知りたい方は

自分の長所をさらに知りたい

強みとして生かしたい

という方向けにお勧めしたいものがあります。

 

それは「ストレングスファインダー」という、自分の強みを見つけるための本です。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
 

 

この本を購入すると、あなたの持つ資質(強みのもとになる性格)の診断が行えます。

(※診断を受けたい場合は必ず新品の本を購入してください。診断を受けるには本についているアクセスコードを使用する必要があります。中古のものではすでに使用済みとなっているため診断が行えません)

 

が、やはりお金がかかるということで購入するのは、ためらわれるかと思います。

ですので、以下のサイトを紹介します。

 

自分の強みを一覧から探すためのサイト

【保存版】ストレングスファインダー34資質の強み・弱みリスト | 自分コンパス

性格診断を受けて、ある程度自分の性格の傾向がつかめているならば、

このサイトの強み一覧から、自分に当てはまりそうな強みが分かるでしょう。

 

そして、上で見つけた自分に当てはまりそうな資質について、さらにこちらのサイトを利用してその資質の詳細を見ることができます。

強みの詳細を知るためのサイト

ストレングスファインダーまとめサイト | SFの使い方や34の強みを詳しく説明!

(サイトの真ん中ら辺に強み一覧があります)

 

これらを活用すれば、自分の長所がさらにはっきりとわかるでしょう。

 

 

 

 

 

参考データ 私の診断結果

参考までに私の診断結果とその分析を載せておきます。 

興味のある方はどうぞ。

 

診断結果

私のエニアグラムの診断結果

90問回答式では、

  • 「9平和」
  • 「5調査」
  • 「6忠実」

の順で当てはまっていました。

 

そして、

診断結果の内容を読んだ感じでは、

  • 「5調査」
  • 「1改善」
  • 「9平和」
  • 「6忠実」

の順で当てはまってるかなという感じです。

 

具体的に当てはまっている点は

  • 「1改善」では、問題を見ると解決しようとする
  • 「5調査」では、情報収集が好き
  • 「6忠実」では、ルールを守りたがる
  • 「9平和」では、人と言い争うのが嫌い

という点が当てはまっていました。

 

・・・え、こんなやり方で性格診断していいのかって?

まあ、性格の傾向をつかむためにやっているだけなのでそれはいいんです。

 

 

 

ちなみに、

ストレングスファインダーを受けてみた結果

  • 「回復」
  • 「内省」
  • 「慎重」
  • 「調和」
  • 「収集」

が上位5資質でした。

 

そしてその後に、

  • 「学習」
  • 「自我」
  • 「分析」
  • 「目標」
  • 「公正」

と続きます。 

 

ストレングスファインダーの資質をエニアグラムに分類してみるとしたらこんな感じでしょうか。

「1改善」:「回復」「慎重」

「5調査」:「収集」「慎重」

「9平和」:「調和」

 (いくつか分類が難しいものは省略)

 

私の資質がいくつかの性格パターンにまたがって存在していることが分かります。

 

 

 

 

ストレングスファインダーの結果分析

「回復」「分析」の資質は、非常に私に当てはまります。

なぜなら、こういった分析を実際したくなるし、それによって悪い点を直そうと思っているからです。

そして、それに伴って、「収集」「学習」も当てはまります。

もう関連情報を集めまくりたくなります。

そしてそれを一人で考え続ける「内省」の資質も強く当てはまります。

 

 

それから、長所を分かりづらくさせている要因として、次のような原因を見つけました。

 

長所が分かりづらい理由

理由1

資質の「強み」よりも「弱み」が大きく出ているから

私の場合、「慎重」の資質はほとんど弱みしか出ていません。

 

「慎重」は本来、危険を予知し、失敗を抑える効果がありますが、私の場合は、危険を恐れて行動しないように資質が働いています。

 

理由2

資質どうしが打ち消し合っているから

私の場合、「調和」や「慎重」と、「自我」が打ち消し合っています

自分のやりたいようにやりたいと思いつつも、和を乱したり、意見を言うことを恐れています。

これにより資質の弱みばかりが出ています。

 

 

私の長所

私が長所をあげるとしたら

「回復」「収集」「分析」になるでしょうか。

問題が発生したらそれを解決しようとする。

情報を収集し、原因を考えて、解決を試みる。

というようなかんじですね。

 

いくつか心当たりもあります。

 

 

強みを活かして生きる

今回、ストレングスファインダーを受けてみて、ちょっと悲しかったことがあります。

なにって、「影響力資質群」と「人間関係構築資質群」が軒並み下の方に並んでたことですね。

そして、それも思い当たる資質ばっかり。

超当たってる(笑)

 

持っている資質を活かして、それをどのように補っていくのか、

これは私の今後の課題ですね。

大事なのは、「何ができないか」ではなく、「何ができるか」ですから。