就活・転職【やりたいことが分からない人に】自己分析のやり方
はじめに
就活や転職などでやるようにと言われるにと言われる自己分析。
うまくできずに困っていませんか?
「自分のやりたいこと、ってなんだろう?」とか
「自分の強みなんてわからない」
そう思ったことはありませんか?
今回はそんな方たちに向けて、
どのように自己分析を行えばよいのかを伝えたいと思います 。
はじめに簡単に言ってしまうと、
ネガティブな感情にも注意を向けて自己分析を行ってみよう
ということになります。
おそらく自己分析がうまくいっていない方は、すでに様々な自己分析を試されていると思います。
しかし、有名な自己分析というものは、基本的にポジティブな面にばかり注意を向けているように思います。
ここでは、そういった自己分析の手法ではうまくいかなかった方に向けて、別の自己分析の手法をお伝えします。
自己分析とはなにか? 何のために行うのか?
まず自己分析を始める前に、自己分析とはいったいなんなのか、なんのために行うのか、について確認しておきたいと思います。
さっそくですが、
自己分析とは、自分を知る作業のことです。
では、なぜそんなことをしなければならないのでしょうか?
それは自分を理解するためです。
自分を理解するとは
「自分のことくらい、自分で分かってるよ」
そう思われた方もいるかもしれません。
ですがもう少しお付き合いください。
私の言う「自分を理解する」というのは、次のようなことを言います。
それは、「あなたが自分はどのように生きたいのかを分かっている」ということ。
- 自分のやりたいこと、やりたくないこと
- 好きなこと、嫌いなこと
- 欲しいものや得たいもの
- いらないものや興味のわかないもの
- 得意なこと、苦手なこと
- できること、できないこと
- どんなときに楽しさや嬉しさを感じ、どんなときに哀しみや怒りを感じるのか
それらをはっきりと、あなたは言うことができる、ということ。
言うことができるならば、あなたは自分のことを理解しています。
しかし、もししっかりと言うことができないならば、
そういった方々のために私はこの文章を書いています。
自分を理解することの目的
さて、もう少し掘り下げてみましょう。
なぜ自分を理解する必要があるのでしょうか?
「自分を理解する」とは、「自分がどう生きたいのか」が分かっているということだと言いました。
これはいわば人生の目的地のようなものです。
そして、この目的地が分かっていると
そのために何をすればいいのか
どのような道を進めばいいのかが
が見えてくるのです!
たとえば、あなたは今、なんらかの理由で、自己分析の方法を知るために、ここに訪れていると思います。
- 就活している方なら、
どの業界にしようか、どの企業がいいか、と悩んでいたり、 - 転職する方なら、
そもそもするかしないか、するとしてどこにしようか、と悩んでいたり - 起業を考えている方なら、
なにをして起業しようかと悩んでいたり
そういった理由で悩んでおられることと思います。
それらの悩みはみな、自分を理解していないことで起きているのです。
もし、自分がどう生きたいのか、自分の人生の目的地が分かっていれば、そういった悩みは起きません。
目的を達成するために、どのような道を取ればいいのか(どの企業へ行くか、転職するかしないか、何をして起業するか)が分かるはずだからです。
つまり、なぜ自分を理解する必要があるのか?という問いの答えは、自分がこれから取るべき行動を知るため、ということになります。
ここまでの内容をまとめます。
まとめ
自己分析は、自分を理解するために行う。
自分を理解するとは、自分がどのように生きたいのか分かっているということ。
自分がどう生きたいか分かっていることによって、これからどのような行動をとればよいのかが分かる。
自己分析の方法
ここからが本題になります。
まず、世間一般で自己分析を行う方法として、次のようなものが上げられていると思います。
- 今までで一生懸命取り組んできたこと、夢中になれたことを書き出す
- その理由の掘り下げを行う
みなさんすでに取り組まれたことと思います。
取り組まれておられない方は、こちらを先に取り組むことをお勧めします。
(その場合は他にもっと分かりやすいサイトがありますので、検索してみるとよいでしょう)
さて、ここでは、
このようなやり方でうまく自己分析できなかった方たちを対象に、別の方法を提案したいと思います。
自己分析がうまくできない人たちのために
次のような質問を、毎日、自分に問いかけてみてください。
日々の質問
今日
楽しかったこと、楽しくなかったこと は何か?
嬉しかったこと、悲しかったこと は何か?
満足だったこと、不満だったこと は何か?
やりたかったこと、やりたくなかったこと は何か?
人より上手くやれたこと、他の人の方が上手だったこと は何か?
すべての質問に答える必要はありません。
要は、次のことを書き出してほしいのです。
- 自分の心が動いたこと
- 自分と他の人との違い
なので、それを書き出せるならば、上の質問ではなく、別の質問を自分で作って答えてもらっても構いません。
また質問に答える際に、注意してほしいことがあります。
それは、ネガティブなことも気にせずに書くことです。
巷で提案されている自己分析の方法は、ポジティブな面を重視するものが多く、みなさんもそういった自己分析はすでに多く試されていることと思います。
しかし、ネガティブな面に注意を向けて自己分析を行った方は、あまりいないのではないでしょうか?
もしそうならば、ぜひ私の提案する方法を試してみてください。
なぜなら、ネガティブなことも自分を知る、重要なヒントになるからです。
例えば、嫌いなものを知ることで、相対的に好きなものを知ることができます。
この作業よりもあの作業の方が好きだ、だからこっちの方がいいという具合にです。
自分の嫌いなことを知って、そこから好きなものを絞り込んでいくというのも、重要な方法の一つです。
そしてもっと重要なことがあります。
それは、ネガティブな感情というのは、だいたいがこうであってほしいというポジティブな思いの裏返しだということです。
ですので、ネガティブなことを書き出したら次のことをやってください。
それは、自分のネガティブな思いを認めること。
そして、本当はどうあってほしかったのかを、考えて書き出すこと。
次に、
書き出した質問の答えから、次のことを見つけ出して下さい。
「自分の心が動いたこと」から
- 自分が何をしたいのか
- 夢中になれることは何か
- どう生きたいのか
の答えを見つけ出す。
「自分と他の人との違い」から
- 自分が人よりも得意なこと
- できるようになりたいこと
- 人より興味をもつことは何か
を見つけ出す。
ここまで分かるようになれば、もう迷うことはなくなります。
あとはその目的地に向かって道を選ぶだけですから。
簡単な場合も、困難なこともあるでしょうが、目指すべき場所がはっきりと見えているならば、もう迷いません。
自分を理解するのは大変な作業
以上、自己分析がうまくできない人のための自己分析の方法でした。
自己分析というのは大変な作業です。
すぐには答えが出ませんし、それが当然だと思います。
すぐには分からなくても構いません。
だから、毎日少しずつ問いかけてみてください。
自分の心が動いたことを。
そしてこれも、無理する必要はありません。
なにも答えが出てこない日もあります
そんな日はそれでもいいんです。
「今日はやーめたっ」ってかんじで気軽にやめちゃってください。
大事なのは自分の感情に敏感になるということです。
自分がどう生きたいのか分からない人というのは、心が鈍感になってしまっている人が多いと思っています。
そいいった人は、まずは日々、自分に問いかけることで、自分の心の感覚を取り戻すことが大切になります。
毎日、ささいな感情の動きを認識することで、心の感覚が鋭くなっていくのです。
そうすればいつのまにか、自分のことが分かるようになっていきます。
ただ、あまりにもなにも答えが出ない場合は、あなたの今いる環境が悪い可能性があります。
心というものは、良くない環境にいると、自分を守るために感覚を鈍くさせます。
すると良いことや嫌なことがあったとしても、何も感じなくなってくるのです。
ですが、そういった場合でも、嫌な環境にいるのならば、まずは自分のネガティブに感じていることに気づいてやってほしいのです。
そして、それが分かったら耐えたりせずに、そこから抜けだしてほしいと思っています。
嫌なことがあるからこそ、それを良くしようと、人は行動するのだと私は思います。
だから、ネガティブなことだからと、避けるのではなくてそういった思いもきちんと認めて、そこから前を向いてほしいと、思っています。
心を鈍くさせないでほしいのです。
大切なことまで見逃してしまわないように。
最後に
自分のことを分かってあげられるのは、自分しかいません。
自分がどうありたいのかという問題は、自分で解決するしかないのです。
だから他でもないあなた自身のために、良い結果が訪れることを祈っています。
本紹介
上記で述べたことと関わりのある本を紹介します。
本当の私で生きる ~他者との違いをヨシとすると宇宙の後押しが始まる~
- 作者: MACO
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2018/05/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
「本当の私で生きる」ための方法、
周囲と違う自分を認めること、
ネガティブな感情も大切にすること、
について書かれている本です。
かなりエスパーなことも書かれています
(私はそういうところは斜め読みしました)が、
「本当の私で生きる」ための方法は、かなり的を射ていると思います。
「本当の私」を見つけるために読むとよい本です。