Excelで二つの表を対応させて統合したい - VLOOKUP関数の使い方
はじめに
「複数の表を一つにまとめる」
そんな作業を最近なんどもしていた。
最初のうちは並べ替えなどを駆使してやっていたのだが、これがなかなかめんどくさい。
しかも並べ替えだと、行項目が増えていたりすると情報がずれてしまう。
というわけで、
表の情報をうまくくっつけるのに、エクセルに便利な機能がないか探してみたところ、ちゃんとありました。
それが「VLOOKUP関数」です。
今回はこの「VLOOKUP関数」の使い方と、
それを使ってどうやって、二つの表を対応させるのかを、説明したいと思います。
二つの表を一つにまとめる
ではさっそく、VLOOKUP関数を使って、二つの表を一つにまとめてみましょう。
この下表の左側2018年の記録がある表に、右側の2017年の表の情報を追加します。
ここでVLOOKUP関数について簡単に説明しておきます。
VLOOKUP関数とは
「表から値の検索を行い、データを取得してくる関数」です。
今回は、「名前」を検索して、表から「名前」の横にある「数値データ」を取得する、という使い方をします。
さっそくVLOOKUP関数を使っていきます。
引数1 検索値
一つ目の引数は、表から検索する値です。
今回は、「相川」を検索します。
引数2 検索範囲
二つ目の引数は、検索する場所です。
今回は、右側にある表を選択します。
※注意点1
範囲選択したら「F4」キーを押して絶対参照にしておきましょう。
でないと検索範囲がずれていってしまって、うまく値の検索ができなくなります。
※注意点2
検索範囲指定するときは、「検索する値」と「取得したい値」の両方を検索範囲に入れてください。
引数3 値を取得したい列番号
三つ目の引数は、取ってきたい値がある列番号を指定します。
この列番号は、「検索範囲の左端を一列目と数えて、何番目の列か」ということを指定します。
今回は、赤い範囲の2017年の列、2列目の値を取得したいので「2」と入力します。
(ここはクリックで指定はせずに、「2」とだけ入力してください)
引数4 検索方法
最後の引数は、検索方法です。
TRUEで、近似値検索。
FALSEで、完全一致検索を行います。
今回は完全一致で検索をしたいので、「0」を入力します。
これでEnterキーを押すと
右側の表の「相川」の行にある値「81」が表示されました。
さらに下に数式をコピー適用していくと、
うまく値を取れてきました。
ちなみに下の方に表示されている「#N/A」というのは、値が見つかりませんでしたというエラーです。
今回は見て分かるように、右側にいない人物名のところで「#N/A」が表示されているので正常です。
まとめ
VLOOKUP関数とは
表から値の検索を行い、データを取得してくる関数
VLOOKUP関数の使い方
引数1 検索値
検索範囲から検索する値
※注意点
VLOOKUP関数は、検索範囲一列目の値を検索するので、検索範囲一列目にある値を指定すること。
引数2 検索範囲
検索する場所
※注意点
絶対参照にすること(範囲選択して「F4」キー)。
※注意点
「検索する値」と「取得したい値」の両方を検索範囲に入れること。
引数3 値を取得したい列番号
検索範囲の左端が一列目。
そこから数えて何列目の値を取得するのか。
※注意点
クリック入力しようとせずに、数値入力すること。
引数4 検索方法
FALSE(0)で完全一致検索