天井

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Excelで二つの表を対応させて統合したい - VLOOKUP関数の使い方

 

 はじめに

「複数の表を一つにまとめる」

そんな作業を最近なんどもしていた。

最初のうちは並べ替えなどを駆使してやっていたのだが、これがなかなかめんどくさい。

しかも並べ替えだと、行項目が増えていたりすると情報がずれてしまう。

 

というわけで、

表の情報をうまくくっつけるのに、エクセルに便利な機能がないか探してみたところ、ちゃんとありました。

それが「VLOOKUP関数」です。

今回はこの「VLOOKUP関数」の使い方と、

それを使ってどうやって、二つの表を対応させるのかを、説明したいと思います。

 

 

 

二つの表を一つにまとめる

ではさっそく、VLOOKUP関数を使って、二つの表を一つにまとめてみましょう。

この下表の左側2018年の記録がある表に、右側の2017年の表の情報を追加します。

f:id:ceiling:20180923182439p:plain

 

ここでVLOOKUP関数について簡単に説明しておきます。

 

VLOOKUP関数とは

「表から値の検索を行い、データを取得してくる関数」です。

 

 今回は、「名前」を検索して、表から「名前」の横にある「数値データ」を取得する、という使い方をします。

さっそくVLOOKUP関数を使っていきます。

 

引数1 検索値

一つ目の引数は、表から検索する値です。

 

今回は、「相川」を検索します。

f:id:ceiling:20180923182729p:plain

 

 

引数2 検索範囲

二つ目の引数は、検索する場所です。

 

今回は、右側にある表を選択します。

f:id:ceiling:20180923212041p:plain

※注意点1

範囲選択したら「F4」キーを押して絶対参照にしておきましょう。

でないと検索範囲がずれていってしまって、うまく値の検索ができなくなります。

 

※注意点2

検索範囲指定するときは、「検索する値」と「取得したい値」の両方を検索範囲に入れてください。

 

 

引数3 値を取得したい列番号

三つ目の引数は、取ってきたい値がある列番号を指定します。

この列番号は、「検索範囲の左端を一列目と数えて、何番目の列か」ということを指定します。

 

今回は、赤い範囲の2017年の列、2列目の値を取得したいので「2」と入力します。

(ここはクリックで指定はせずに、「2」とだけ入力してください)

f:id:ceiling:20180923213843p:plain

 

 

引数4 検索方法

最後の引数は、検索方法です。

TRUEで、近似値検索。

FALSEで、完全一致検索を行います。

 

今回は完全一致で検索をしたいので、「0」を入力します。

f:id:ceiling:20180923214401p:plain

 

これでEnterキーを押すと

f:id:ceiling:20180923214646p:plain

右側の表の「相川」の行にある値「81」が表示されました。

 

さらに下に数式をコピー適用していくと、

f:id:ceiling:20180923214839p:plain

うまく値を取れてきました。

 

ちなみに下の方に表示されている「#N/A」というのは、値が見つかりませんでしたというエラーです。

今回は見て分かるように、右側にいない人物名のところで「#N/A」が表示されているので正常です。

 

 

 

まとめ

VLOOKUP関数とは

表から値の検索を行い、データを取得してくる関数

 

VLOOKUP関数の使い方

引数1 検索値

検索範囲から検索する値

※注意点

VLOOKUP関数は、検索範囲一列目の値を検索するので、検索範囲一列目にある値を指定すること

 

引数2 検索範囲

検索する場所

※注意点

絶対参照にすること(範囲選択して「F4」キー)。

※注意点

「検索する値」と「取得したい値」の両方を検索範囲に入れること。

 

引数3 値を取得したい列番号

検索範囲の左端が一列目。

そこから数えて何列目の値を取得するのか。

※注意点

クリック入力しようとせずに、数値入力すること。

 

引数4 検索方法

FALSE(0)で完全一致検索