【天職の見つけ方】
はじめに
以前に、適職診断について記事を書きました
その記事で私は、適職は強みの活かし方次第で、なんでも適職になりうるという話をしました。
今回はその先の話として、ならば適職ではなく、「天職はあるのか?」という記事を書きたいと思います。
天職とは何か?
まず「天職とは何か?」ということを確認しましょう。
これは、(天下り的になってしまいますが)、「好きを仕事に」、というような仕事が当てはまるのではないでしょうか?
好きでやりたいことをやって、それでお金を稼げて、いくらでも没頭できて、
まさに天職って感じですよね。
さて、天職がこの「好きなこと」だとして、
それじゃあさっそく「好きなこと」を仕事にしましょう!!
なんて簡単なわけがありません。
天職に必要なこと
「やりたいこと」をやるだけじゃ当然仕事になんてなりません。
「好きを仕事に」なんて言葉がありますが、そもそも「好き」を「仕事」にまでもっていくのがどれだけ大変なことか。
そう「天職」には「好き」だけでは足りないのです。
というわけで天職の構成要素を書き出してみました。
天職の構成要素
・人の役に立つこと
・やりたいことであること
・得意なことであること
それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
人の役に立つこと
まず仕事である以上、生きていくために、お金が稼げなければなりません
そのために必要な要素が「人の役に立つこと」です。
あなたのやることに、人がお金を払ってくれるのか、それだけの価値と需要があることが必要です。
探し方のヒント
・職種図鑑で仕事を探したり、就職サイトを覗いたりして、仕事を探す。
・起業を考える。
やりたいこと
「好きを仕事に」の「好き」の部分です。
といっても「好き」だけにしぼる必要はありません。
要は、「あなたが夢中になれること」であるか、です。
夢中になるにもいろいろあります。
「楽しい」「好き」「面白い」といった自分主体の感情もあるし、
「人を笑顔にしたい」「こんな社会は許せない」のように自分の外に理由が向かうこともあります。
探し方のヒント
・自己分析を行う。
・やりたいことを書き出してみる。
以前、私が書いた自己分析の記事をここに載せておきます。
得意であること
好きと得意は違います
たとえ好きなことであっても、あなたの得意なことでないなら、あなたは成功できないでしょう
例えば、スポーツ選手。
たとえそのスポーツが好きでも、それを職業にして食べていける人は、ほんの一部です。
ビジネスでもそうです。
あなたの強みを活かしてビジネスを行わなければ、競合が現れて、たちまちあなたのビジネスは立ち行かなくなってしまうでしょう。
そして仕事でも 、
得意なことを活かして仕事ができなければ、あなたの実力を十全に発揮できません。
探し方のヒント
「強み」の見つけ方について、記事を書いたことがあります。
以上の三点がそろうものが、あなたの天職でしょう。
つまり、この三つが重なることを見つけられれば、それが天職になります
終わりに
適職は、強みを活かして仕事ができればよい。
天職は、さらに自分のやりたいことであればよい。
ということを述べました。
天職は、適職のワンランク上というような位置づけですね。
これは簡単なことではないでしょう。
だって、下の図みたいになってる可能性だってあるんですから。
絶望ですね。
どうやったって、三つかさならない(笑)
ただ、この場合でも、まだ可能性はあります。
なぜなら、円の大きさや位置を、私たちはコントロールできるからです。
例えば、新しい活動を始めて「やりたいこと」を増やしてみたり
自分の強みを伸ばして「得意なこと」を広げてみたり、
「仕事」を変えたり、あるいはもう起業してしまって全く新しい「仕事」を作り出してみたり。
いずれにしても簡単なことではないですが。
言いたかったことは、不可能に見えても、可能性はあるということです。
「人の役に立つこと」「得意なこと」「やりたいこと」
それぞれ分からない方は、上で軽く紹介した、探し方を参考に、探してみるといいかもしれません。