ミスを減らすための対策・ルール・改善方法 3
前回の復習
ミスには、初めてのミスと繰り返しのミスが存在する。
・初めてのミスは成長のために必要で推奨されるべき
・繰り返しのミスは問題
そして、繰り返しのミスをなくすための対策として、
「ミスをしたら、その対策案を提出する」というルールがなぜ悪いのか?
ということについて考えた。
その結果、
初回のミスは大目にみるとよい
ということを提案した。
今回はその続きをやりたい
---今回---
ところで
誰でもミスを指摘されるのは嫌なものである。
だから、私は、ミスをしたら人は自然にその対策を考えると思うのだ。
そして同じミスをしてしまう人は、それにもかかわらず、ミスしてしまっているのではないだろうか?
その上で、このルール「ミスをしたら、その対策案を提出する」について、考えてみたいと思う。
このルールは繰り返しのミスを減らすために、ミスをした当人に、その対策を考えさせるということをさせている。
私はこのルールは不要だと思う。
理由はさきほど述べた通り、ミスをした人というのは、自然に対策を考えていると思うからだ。
そして、対策を考えてなお、ミスをしてしまっている。
つまり、ミスを減らすために、本当に必要なのは、対策を考えさせることではない。
有効な対策を講じることだ。
例えば、
・ミスをしづらいやり方を教えるだとか。
・ミスの少ない人のやり方を真似させるだとか。
はっきりとした対策が見つからないこともあるかもしれない。
それでもそう言った場合は、ミスを全体で共有するなどして、全体で対策を考えるなどすれば、少しは有効な対策が出るだろう。
また全体で考える機会を設ければ、ミスの共有ができ、初めてのミスも減らすことができるかもしれない。
ミスを減らすためにはこういったことをしなければいけないのではないだろうか?