天井

気の向いたことをつらつらと書いていきます

映画【羊と鋼の森】感想と小説の勧め

先日、映画「羊と鋼の森」を見てきました。
なのでその感想を書きたいと思います。


で、いきなりなのですが、率直な感想を言いますと、
物足りない

そう感じました。
ですが、つまらなかったかというそういうわけではありません。
むしろ、これはもっといい作品になってもいいんじゃないかと
そう感じました。
で、そう思ったので原作の小説を読んでみたところ
良かった

映画でいろいろ腑に落ちなかった点がすごい解決しました
というわけで映画だけしか見てないって方には、ぜひ小説の方も読むことをお勧めします。
むしろこの映画は小説読んでることが前提なのかな?

以下具体的な感想を書いていきたいと思います
ちなみに俳優さんについては、わたし知りませんので触れてません。悪しからず

 

<良かった点>
・音と映像が楽しめた
これにつきますね。まあ映像の魅力ってそこですからね

ピアノ調律師の話ということで、
音が重要な要素であることはみなさんお分かりだと思います
(そもそも音を楽しみたいから映画館に行ったんですよ、私は)
で、
ピアノの構造   とか
調律やってるとこ とか
ピアノの演奏   とか
見たり聴いたりできてよかったですね。
こればかりは実際に見聞きする以上に伝わってくることなどないですからね

 

他に良かったとこといえば

・好きな曲にあえた
双子JK姉が序盤に弾いた曲「水の戯れ」
聞いたときには心を奪われました
映画館で聞いたときには知らなかったのですが、
結構有名な曲らしいです(クラシックあんま聞かないから知らない)

 

それから

・エンディング曲
まさに久石譲って感じの曲で、しかもちゃんとピアノ曲で、
いやー良い曲でした
エンディングにこの曲を聞けただけで、不思議と満足感がありました

 

あと他には

劇中たびたび森のシーンが出てきたりとか
物語の雰囲気がすごい伝わってきました。

 
次に物足りなかった点について述べたいと思います
<物足りなかった点>

・説明不足感

全体を通してもっと説明がほしかったですね。


例えば
〇森のシーン、調律で音を響かせるだけのシーン
わたしが鈍感なだけかもしれませんが、正直そのシーンで何を伝えたいのか分かりませんでした
音と映像だけじゃなくて言葉の説明もほしかった。

そういった雰囲気を伝えたかったのかもしれないけど

 

他にも、

〇家族とのシーン
正直、やりとりがあいまいでよく分かりませんでした


〇柳さんの調律師全否定するような衝撃セリフ
それに対する答えって結局なんだったんだろう?


〇なぜコンサートチューナーを目指そうと、考えが変わったのか
私が鈍いだけだったのかもしれないけど、
なんで考えが変わったのか映画みただけじゃ全然分かんなかった
小説読んだらすっきりしました

 

他にもいろんなシーンで、小説読んだらすっきりしたってとこがたくさんありました。

 

<結論>

結論としては、小説オススメです

羊と鋼の森 (文春文庫)

羊と鋼の森 (文春文庫)

 

 

雰囲気を掴みたいなら映画がいいですが、

物語を楽しむなら小説が非常に良いです。

いろいろカットされてるところが多々ありますし、

(秋野さんの話とか、主人公の考えてたこととか)

映画見て物足りなかった方は小説を読んでみると満足できると思います。